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東大生が行く世界一周おっぱい人の旅
世界一周の旅人になった僕。僕には物欲は無い!!と言い張っていたが、歯ブラシが無いとき、歯ブラシが欲しい!!という感情は果たして物欲というものなのか。未知との遭遇に戸惑い、泣き、笑い、そしてオナニー


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気円斬ひとくん

Author:気円斬ひとくん
僕にとって人生はゲームだ。
長い長い「ときめきメモリアル」だ。
僕は、このゲームに正面からぶつかって、とことん楽しみたいと思う。



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中国 南の方 九江より
僕は乗り物が好きだ。

常に何かをしていないと落ち着かない僕は、たとえぼーっとしていても、寝ていても、少なくとも乗っている間は「ある場所からある場所まで移動する」という行為をすることのできる乗り物の中が一番落ち着く。その中でこそ、僕は何もしなくていいという権利を自分に与えることができる。

ぼーっと景色を見て、たまに本を眺め、すこしウトウトする。

乗り物を最大限楽しむため、僕は深夜に長距離移動はしない。

昼に出発することになるため、どうしても到着は夜になってしまう。

そうすると、いつもその日の宿に困ることになる。

しかし、そんな懸念は、乗り物を楽しみたいという欲望にいつもすぐかき消されてしまう。

九江に着いたのも深夜だった。

すぐに宿をとらなければ危険だし、かといってこれといったあてもない。

ターミナルでどうすればいいか途方に暮れていたら、宿の客引きのおじさんに声をかけられた。

言葉も何もわからないが、なんとなく優しそうな雰囲気をかもし出しているのでついて行くことにした。

つれていかれたのは真っ暗な路地裏のボロマンションの二階だった。

そこには、おじさんの奥さんらしいおばさんと息子かと思われるお兄さんがいた。
入り口に入ったすぐのスペースが一応ロビーのようなものらしく机が一つ置かれていた。ロビーには客の泊まる部屋へのドアが3つあり、そのほかに台所が奥でつながっていた。共同のトイレ、シャワーは台所とロビーの間にあった。僕が案内されたのはドアの中ではなく、ロビーの隅っこにそのまんま置かれた二つあるベッドのうちの一つだった。

言葉が伝わらないのにはもう慣れていたので、ジェスチャーと漢字で必死にコミュニケーションをとる。いくらですか。

20元だという。日本円でおよそ300円だ。とりあえず夜は越せるので、ここに一晩泊まることにした。

しかし、一晩だけのはずが、そこの夫婦がとても親切で、僕はその宿に何泊もすることになった。彼らは、僕が意思を伝えようとするのを根気よく理解しようとしてくれた。僕は少しでも多く話せるようになりたくて必死で中国語を覚えた。そのおかげで自分の要求を伝えられるくらいにはなった。おばさんの笑い方がどことなく祖母に似ていて中国に来て初めて親近感を覚えることができたのが、長居することになった潜在的な理由かもしれない。

おばさんは銀行の両替を手伝ってくれたり、世界遺産への手配をしてくれたり、ご飯を用意してくれたり、とても良くしてくれた。おじさんは僕が遅く帰ってくる日があると、よく帰ってこれたな心配したぞ、と手を叩いて迎えてくれた。

その土地の人と親しくなりすぎると、そこを発つのがつらくなってしまう。

ここを一度離れれば、もう二度と彼らに会うことはないだろう。この場所にずっと留まっていたいという思いがあったが、九江にはもう見るものも何もなくなってしまった。

次のところへ行こう。

後ろ髪を引かれる思いだったが、僕はその夫婦に別れをつげた。

僕は、また一人になった。






友達が勝手につけてくれました☆


中国南の方から
香港から2時間ほど電車に乗ると広州だ。

寝ていたら着いた。

乗り物に乗るととりあえず寝る、という癖が僕の体には染み付いている。悪い癖。一生に一度しか見ることができないかもしれない車窓からの風景を見逃してしまう。

少し後悔しながら電車を降りた。


中国本土入国しょっぱなにして窮地に陥る。

自分の居場所が全くわからない。

中国語が全くわからない。

しかし、そんなことは大した問題ではない、最悪なのは僕が中国のお金を一元ももっていなかったということだ。

香港のようにどこでもすぐに両替できるとたかをくくっていた。

中国は今HAPPY NEW YEARで銀行が開くのは一週間先らしい。ATMもなぜかお金をだしてくれない。ホテルも全く受け付けてくれない。

どうすりゃいいわけ?
え?一週間何も食わずに野宿?

しゃれにならん。


駅のまわりを探し回って、中堅どころのホテルに目をつけて泣きついた。
高級ホテルだと規則が厳格でどんなに頼んでも受け付けてはくれないだろうし、安いホテルだと両替そのものを取り扱っていないだろう。中堅どころの経営の緩そうなホテルならもしや、と考えた。

人間は異性には優しいという習性があるので、女の人を探した。

めぼしい人にあたりをつけて頼みに頼み込んだ。

2万円を両替してもらうことに成功。

シェシェーをその人に向かって連発した。
シェシェーシェシェーシェシェーシェシェー。

おかしな人だと思われただろう。だが、それくらいシェシェーの感情が僕の体中から溢れた。

なんとか人間らしい生活をする権利を得た僕は、
宿を確保して街をぶらぶらすることにした。

広州には珠江という河が流れている。
その河にそって歩いた。

しばらくいくと、釣りをしているおじさんをみつけた。

風流だな。

と思いながら近づくと、動きがおかしい。

何かおもいっきりひっぱっている。

先端の針をみて驚いた。

エサやルアーといったものはついておらず、たくさんの針が合体した形状になっている。どうやらそれを魚のいそうなところに投げ込み、思いっきりひっぱって、魚を針にひっかけて釣ろうとしているようだ。

これほど激しい釣りを僕は見たことがない。そもそもこの行為を釣りと呼べるのだろうか。

一日中そばで見ていても魚を引き上げるシーンにはお目にかかれそうもないので、僕はその場を立ち去ることにした。
針に釣られないように用心深くそばを通りすぎた。


中国は薄い。
なんとなく全てがかすんで見える。
遠くは白い霧に包まれているようで視界はよくない。
これはたまたま今日の天気によるものというわけではないのだろう。

街の雰囲気は日本に似ている。
ずーっと掃除をしないまま薄汚れてしまった日本、という感じ。

車はところかまわずクラクションを鳴らして行き交っている。

煩雑な日本だ。

騒音の中をしばらく歩き、宿に帰って寝た。






友達が勝手につけてくれました☆


香港
香港に着いてまず焦った。

宿の探し方がわからないし、どこに行けばいいのかすらもわからない。

もう少し英語が通じるものだと思っていた。

こんな大都市で、おろおろ困り果てている自分に笑ってしまう。

しかし、15キロもある荷物をしょったまま宿を探して歩き回るほどの体力は、運動不足の僕にはなかった。このまま夜を迎えれば野宿になってしまう。初日から野宿はさすがに勘弁だ。

なんとか、そこらにいた警官をつかまえて身振り手振りで宿の場所を聞く。(ここまでで数時間を要している)

どうやら、香港島は東京でいえば丸の内、銀座あたりのような場所で、安い宿はないのだそうだ。みれば高層ビルがひしめき合っている。島を渡った大陸の半島、九龍というところに行けば見つかるらしい。

この旅一泊目の宿(といってもスペースは一畳ほどで、ベットが置いてあるだけの光も入らない牢獄のような場所)に着いたときにはへとへとになっていた。

香港を歩いている人は、日本人ばかりだった。いや、中国語をしゃべる日本人だった。日本語がしゃべれる人には結局一人も会えなかった。
まったく区別がつかない。
おしゃれの仕方から化粧の仕方まで同じなのだ。
通りの本屋にはCanCamが中国語で売られていた。

中国では2月18日~2月25日までが新年らしい。
ちょうどそんな時期に僕は来てしまったのだ。

キャセイパシフィック航空主催のパレードが九龍の道路を貸しきって催されるというので、ひやかしで行ってみた。

ものすごい人だった。

息ができないほどだ。

汗だくになりながらどうにか背伸びをして、視界の隅にとらえることのできたパレードは、なんとも貧弱なものだった。
ディズニーランドのパレードがどれだけ恋しくなっただろう。

香港の有力企業の宣伝パレードのようなものだった。
キャストが何かくばっていたので、もらってみたら単なる広告だった。少し悲しかった。
おじさんが必死になって柵から身を乗り出し、手を伸ばしてパレードの龍に触ろうとしていた。
こんなものに中国人は熱狂するのか、と軽蔑してしまった。

しかし、自分もその人だかりを作り上げている一員なのであった。

世界各国の格好をした団体が通り過ぎていくパレードは、それでも、これから先世界を旅しようとしている僕を祝福してくれているようで、帰るころには奇妙な満足感があった。

香港は出発地点だ。
早めに脱出しよう。
こんなところでもたもたしていたら、移動する気力さえ失ってしまう。





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出発
いろんな友人が、僕のために送別会を開いてくれた。いろんなものをもらった。
ありがとう。

気円斬ひとくんに生まれてよかったなと本気で思ってしまった一ヶ月だった。

いままでの人生の大切な人たちにここ数週間でたくさん会うことができたから、今死んでもダイジョブだなと思った。

いや、生きて帰ってこよう。
自分の人生がどう続いていくのかには興味がある。

空港で見送りに来てくれた友人との別れの時、手を振り合ったら僕の中に熱いものがこみ上げてきた。それはほんとに熱かった。
自分の居場所を離れるということはこういうことなのだと初めて実感した。


彼らの人生から僕は消えるのだ。

まぁ、すぐどもっちゃう俺がいなくなれば、話がはずんでいいっしょ。
とか、冗談を言ったけど笑えない。


寂しい。

僕はとてつもない寂しがり屋さんなのだ。

香港に向かう飛行機の中で、僕は一人だった。

一からはじめよう。

いってきます。





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やべ、
とりあえず、出発は2月17日に決定した。

なにげ、あと二週間ちょい。

僕は人生21年いつも誰かと一緒にいて、一人でいることってほとんどなかった。

特に一人で夜を過ごしたことって、ここ数年併せても、手で数えられるくらいじゃないか?

出発しちゃった先は基本的には一人旅。連れはいない。助けてくれる人はいない。

しょっぱな中国の山奥で死なないようにしなきゃ。

最近記事で読んだんだけど、中国の奥地には1万円で殺しを請け負う人がいるんだってね。

怖いなぁ。地味に。

全く未知の世界に行くことの恐怖に今更ながら気づいた僕。

一人旅って危険べし。

かわいい子には旅させろとかいうけど、かわいい子には旅をさせちゃいかんべしなぁ。

僕はかわいい系よりも、どっちかっていうとキモイ系だからどうなんだろう。

キモイぶん、5千円で殺されちゃうのかなぁ。






友達が勝手につけてくれました☆

...read more テーマ:ちょっとおでかけ - ジャンル:旅行




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